感圧紙の特徴

伝票によく使用される感圧紙は、ノーカーボン紙や感圧複写紙とも呼ばれています。複写紙にはカーボン紙も存在し、感圧紙よりも安価に販売されています。似た機能を持ちながら価格の高い感圧紙が普及しているのは、多くのメリットがあるからです。

カーボン紙と感圧紙の違い

カーボン紙は紙の裏面がカーボンで黒塗りされており、上から圧力をかける事によって下の紙に文字を複写します。
一方感圧紙は特殊な塗料を使い複写します。上の紙の裏に発色剤のマイクロカプセルを付着させ、下の紙には表面に顕色剤を付着させます。ボールペンで上から圧力をかけると発色剤のカプセルが割れ、下の顕色剤と化学反応を起こし文字が複写できるようになります。

感圧紙の特徴とメリット

カーボン紙はどの紙にも印刷する事ができるという特徴があります。しかし、黒塗りにされている面はカーボンが付着しやすく、手や紙、その他周囲も汚しやすいという問題もあります。
感圧紙は複写する紙を選ばないカーボン紙とは違い、表面に顕色剤が塗られた特定の紙にしか複写をする事ができません。紙を重ねる順番も決まっており、2枚複写なら発色剤の下に顕色剤の紙を重ね、3枚複写なら発色剤の下に、表は顕色剤、裏は発色剤の塗られている紙を重ね、一番下に顕色剤のみが塗られている紙を重ねます。この順番を間違えると一番下の紙に複写をする事ができません。
感圧紙が選ばれる大きな理由は、カーボン紙とは違って手や紙、周囲のものが汚れないという点です。化学反応が起こらない限り発色しないので、紙を取る時にうっかり裏面に触れてしまっても黒く汚れる事がありません。カーボン紙で伝票を書く時にうっかり他の紙を汚してしまった、という経験をお持ちの方も多いかと思います。感圧紙はカーボン紙の弱点を克服する事ができます。

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